ところで、ダムの経年劣化も気になりますが、50年先も利用できるのでしょうか? 「ダムは頑丈にできており、適切なメンテナンスを行うことで50年後も問題なく利用できます」(田中氏)
では、豪雨や洪水、または渇水など異常気象が起きるリスクへの対策は? 「発電専用ダムには洪水調節機能はありませんが、近年発生した豪雨被害を踏まえ、大型のダムでは大雨に備えて確保した空き容量を活用して、下流の洪水被害軽減に取り組んでいます。また、インターネットによるダム情報提供など、情報伝達の改善も図っています」(田中氏)
現場の状況を調査し、人がしっかり手をかけていくことで、水力発電は50年後も持続可能なエネルギーであり続けてくれることを実感しました。
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【プロフィル】松本真由美
まつもと・まゆみ 東京大学教養学部客員准教授(環境エネルギー科学特別部門)。上智大学在学中からテレビ朝日のニュース番組に出演。NHK-BS1ワールドニュースキャスターなどを務める。環境コミュニケーション、環境とエネルギーの視点から持続可能な社会のあり方を研究する傍ら、シンポジウムのコーディネーターや講演、執筆活動などを行っている。NPO法人国際環境経済研究所(IEEI)理事。