【女性のエネルギー考】子供の将来のために原子力の活用を (4/6ページ)

2015.2.5 05:00

 --日本が学ぶことも多いですね

 「ドイツにはいざというとき褐炭という自前のエネルギーがあります。また、9カ国もの隣国と送電線がつながっているので、不安定な再エネの電気が足りなくなったときや、余ったときに、融通しあえます。そのどちらも日本にはありません。ドイツをまねしたくても日本にはできないんです。しかし、そのドイツでさえ、まだ多くの面で試行錯誤が続いています。国家が産業の競争力を維持し、GDP(国内総生産)を下げずに脱原発を実現することは、まさに至難の業でうまくいかないことも多いのです。ドイツはまだ脱原発を達成したわけではないし、現在も半分以上の9基の原発が稼働しています。ところが、日本のメディアではこうした状況は報道されません。日本人はドイツの内情をもっとしっかり観察し、参考にしながら、現実に何ができるかを冷静に考え、日本独自のエネルギー政策を模索していくべきだと思います」

 --エネルギーは国家の将来を左右する大きな問題です

 「エネルギーは国の要です。安価で安定した電気の供給なしに、日本が産業国として生き残ることはできません。日本では原発が止まっていても電気は足りていると思っている人が多いようですが、それは必要な電気を得るために、とてつもないお金をかけて火力発電燃料を輸入しているからです。日本人は空気のように電気のある暮らしが当たり前のように思っているかもしれませんが、これは絶対に当たり前ではないのです。産業発展のために、戦後70年間、先人たちが血のにじむような努力をして安価で安定した電力インフラをつくってきたのです。産業力は国力と直結しますから、電力・エネルギー問題は国の存亡にかかわる問題です。大げさだと思われるかもしれませんが、国家の衰退は始まればあっという間です。資源も、軍事力も、政治力もない日本が、産業力を失えば、医療保険も年金も保てなくなります。国力が低下すれば、主権すら守れなくなります。そうならないためにも、原子力を活用して産業力を維持・強化しながら、無理のない再エネの開発・普及を進めていくべきです。こうしたことをインターネットなどで書きますと、『女性の意見とは思えません』というコメントをいただくことが多いのですが、私は女性だから、母親だからこそ、子供たちの将来のために、今こそ冷静な判断が必要だと思っています」

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