タイヤ破裂事故は「手榴弾並みの恐ろしさ」 クルマの“足元”見つめ直して (4/5ページ)

2015.3.22 17:10

 ある運送会社の関係者は「大型車のタイヤになると非常に高圧で、破裂すると風圧も強烈。手榴弾に匹敵するほどだ」と話す。

 ゴムは劣化する…目視だけでは難しい

 いったい、タイヤ破裂事故を防ぐにはどうすればいいのか-。

 日本自動車タイヤ協会技術部の柴田浩幸さんによると、タイヤが破裂するのは、タイヤの劣化や損傷が大きな原因にあげられる。タイヤはゴムだけでなく、ワイヤーや繊維などが組み合わされた複雑な構造を持つ。「低圧状態で走行を続けていると、タイヤ内部の『骨格部分』がダメージを受け、高圧の空気を充填した際に傷を受けた部分が耐えきれずに破裂する」と解説する。

 それだけに、走行前にタイヤのチェックは欠かせない。「まずは目視。タイヤの接地面がへこんでいたり、タイヤの側面に傷があれば要注意。ただ、目視だけでは異常が確認できないケースも多い」という。

 そのため、月1回はタイや内の空気圧を点検する必要がある。タイヤのバルブにエアコンプレッサーの注入口を差し込んで計測する。通常は高くて乗用車で280キロパスカル、トラックの場合は800~900キロパスカルで、「半分以下になっていたら非常に危険な状態。そんな場合は空気を入れずにタイヤ販売店に相談してほしい」と話している。

また、タイヤのすり減り具合に注意を払うのは当然のことだが…

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