11日午後4時ごろの浅間山の火口周辺=長野、群馬県境【拡大】
今回はレベルのさらなる引き上げは行わないが、気象庁は「火口から約2キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ噴火の恐れがある」などとして、引き続き警戒を呼びかけている。
浅間山は有史以来断続的に噴火を繰り返してきた活火山で、中央防災会議の調査報告書によると、天明3(1783)年に発生した大規模なマグマ噴火「天明の大噴火」の際には1600人以上が犠牲になった。現在の観光名所である「鬼押出し」はこの時に流れ出た溶岩でできた。
20世紀以降もたびたび噴火しており、昭和16年には年間398回、29年には287回の噴火があった。平成21年の噴火では火口から約1キロ先まで噴石が飛び、灰は関東地方南部まで到達。その後は落ち着いた状態となり、22年4月に警戒レベルが「1」に引き下げられていた。