ヒートポンプのエネ効率20%向上 東京都市サービス、システムを刷新 (1/2ページ)

2015.8.10 06:00

箱崎地区の熱供給センターでは、隅田川から取水した河川熱を活用している=東京都中央区

箱崎地区の熱供給センターでは、隅田川から取水した河川熱を活用している=東京都中央区【拡大】

 日本IBMが本社を構える東京・箱崎地区で地域熱供給事業を展開する東京都市サービス(中央区)は、河川水の熱を有効利用した蓄熱式ヒートポンプシステムをリニューアル、従来に比べエネルギー効率が20%向上したことが分かった。

 東京都市サービスは、隅田川に面した約25万平方メートルのエリアで事業を行っている。外気に比べて夏は冷たく冬は温かいという特性を備えた河川水を活用している点が特徴で、隅田川の水からヒートポンプによって熱エネルギーを取り出し、冷水と温水を効率よく作っていく。これによって、従来の個別熱源システムに比べ、約3割の省エネルギーを実現している。

 ただ、ヒートポンプの稼働期間は20年を超え更新時期に差し掛かった点を考慮。これを受けて2012年からリニューアル工事に着手した。夏と冬は冷暖房の需要がピークを迎えるため、春秋を中心に工事を実施。14年12月に完了した。

 工事では「使用実績や水温データを活用し、最新機器に転換することで効率性を追求」(技術部技術活用グループの山川智マネージャー)。取水口の2台の水中ポンプを交換し、ビルに冷温水を送るポンプについてもインバーターを搭載した最新タイプに更新した。

その結果、販売熱量を投入した1次エネルギーで割った…

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