再稼働を目前に控えた九州電力川内原発のゲート付近。厳戒態勢の中、関係車両がせわしなく出入りしていた=3日午後、鹿児島県薩摩川内市(緒方優子撮影)【拡大】
九州電力は10日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)について、11日午前10時半に原子炉を起動し、再稼働すると発表した。平成23年3月の東京電力福島第1原発事故後に作成された新規制基準のもとでは初めて。25年9月に関西電力大飯原発(福井県)が停止して以来、原発の稼働は1年11カ月ぶりとなる。
川内1号機では4日から、再稼働時と同じ高温・高圧の状態で安全設備などの機器の最終点検を行っていた。5日には、原子力規制委員会が運転開始から30年を超える運転を認可している。
九電はこれまで、早ければ10日にも再稼働する計画を原子力規制委員会に報告していたが、23年5月に定期検査のため運転を停止して以来、約4年ぶりの再稼働となることから、核分裂反応を抑える制御棒が正常に作動するか慎重に検査するため、日程をずらした。