国内の原発は東日本大震災以降、段階的に運転を停止していた。川内1号機は23年5月に定期検査のため停止して以来、約4年3カ月ぶりの運転となった。
川内原発は25年7月、原子力規制委員会が作成した安全対策を大幅に強化した新規制基準の適合性審査を申請。審査で大きなハードルとなっていた基準地震動(想定される地震の揺れ)や基準津波(想定される津波の高さ)の設定をいち早くクリアし、他の原発に先んじて審査を集中する「優先原発」に選ばれていた。
■川内原発
鹿児島県薩摩川内市にある九州電力の加圧水型軽水炉(PWR)。原子炉は2基あり、出力は各89万キロワット。1号機が昭和59年、2号機が60年に運転を開始した。
九電は平成25年7月に2基の審査を原子力規制委員会に申請。昨年9月に全国の原発で初めて審査合格を果たした。原発事故の防災範囲となる原発から半径30キロ圏には9市町村が入り、約21万人が住む。