駐日英国大使館環境・エネルギー部副部長ナオミ・カウワンさん【拡大】
--日本は30年度のエネルギーミックスを決定しました。日本のエネルギー政策をどう評価していますか
「30年度のエネルギーミックスは、原子力が20~22%、再エネが22~24%と低炭素電源が大きな比率を占めており、評価できます。一方で石炭が26%を占めていますが、英国ではCCS(CO2分離回収・貯留)システムがついていない石炭火力は建設できません。低炭素電源を利用したエネルギー供給は温暖化対策において最も重要な課題です。日本政府もコミットしている09年のイタリア・ラクイラでのG8サミット(主要国首脳会議)で採択された『首脳宣言』に盛り込まれた『(先進国は)50年までに80%削減する』という目標を達成するために、ぜひ英国や欧州、その他の先進国と協力し、野心的な温暖化対策を行っていってほしいと思っています」(聞き手 神卓己)
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【プロフィル】Naomi Cowan
ナオミ・カウワン ニューカスル大学で学士号(数学・心理学)、ノッティンガム・トレント大学で修士号(社会科学研究)取得。ロンドン大学研究者を経て、2012年駐日英国大使館に副領事として着任し、14年4月から現職。日本の原子力利用に関する状況を本国へ報告する一方、英国の原子力分野における経験や政策を日本に紹介。気候変動およびエネルギー政策についても外交活動を行っている。英国ケンブリッジ州出身。