東京都内のJR線路付近で相次いだ不審火は28日、連続放火の疑いが浮上した。JR東日本の変電所での火災以外にも今月中旬以降、ケーブルのカバーが焼けるなどの不審火が相次いでいたことが新たに判明。一部の現場ではペットボトルも見つかっており、警視庁捜査1課は放火容疑を視野に態勢を拡充するなど捜査に乗り出した。
捜査関係者らによると、変電所火災以外にも、16日午後5時ごろ、北区の王子第2踏切脇の線路内で、ケーブルのカバーが一部焼損していた。これ以外にも、23日午後7時半ごろには、品川区内を走る軌道敷地内でごみが燃えているのが見つかった。いずれも周囲には火の気がなかった。
27日に発生した渋谷区内のJR山手線の線路脇のケーブル火災では現場にペットボトルがあった。23日の変電所火災でも焼けたペットボトルが見つかっており、薬品などを使用して何者かが燃やした可能性がある。