【飛び立つミャンマー】高橋昭雄東大教授の農村見聞録(30) (3/4ページ)

2015.10.2 05:00

ミャンマー農民発展党党首のチョースワーソー氏(左、右は筆者)=8月、ヤンゴン市東ダゴン郡の同氏の自宅兼事務所にて

ミャンマー農民発展党党首のチョースワーソー氏(左、右は筆者)=8月、ヤンゴン市東ダゴン郡の同氏の自宅兼事務所にて【拡大】

 ◆大規模農家が中心

 農民組合長のソートゥン氏は、71年にバゴー管区のピー郡で生まれた。父は公務員、母は農業をしていた。ヤンゴン医科大学助講師のときに東京大学医学研究科に留学し、2004年から2年間、公衆衛生学を勉強して帰国、ヤンゴン公衆衛生大学で博士号を取得した。研究の過程でミャンマー農村の衛生環境改善に興味が移り、12年にミャンマーコメ協会(Myanmar Rice Federation)の傘下に農民組合が設立されたのと同時に組合長に就任した。

 同組合の目標には、まず農民の所得と地位の向上が掲げられ、そのために立法府へのロビー活動、国内外の政府、研究機関、NGO、企業などと農民との仲介、農業資金、機械、技術の導入への貢献などを行うとしている。だが、組合員数は10万人にすぎず、ビジネス志向の強いコメ協会の傘下ということもあって、コメ生産農家しかも大規模農家が構成員の中心となっているという難点があることは否めない。

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