今回のフォーラムで システム毒性学による健康リスク評価についてプレゼンテーションし、ディスカッションできたことについて「社会にとって重要です。我々も紙巻きたばこの喫煙が疾病につながることは分かっている。この製品は公衆衛生を変える可能性を持っている」と意義を語る。
そして究極の目的は、喫煙者がリスクを低減する可能性のある製品にスイッチすること。「リスクなしでたばこを楽しんでほしい。日中はリスクを低減する可能性のある製品、夜は紙巻きたばこ、とかではなく、完全に切り替えてほしい。そうすればメリットが享受できる」と期待する。
一方で「時間はかかると思う。人が関係することはすべて時間がかかる」。今後、市販後調査を通じて利用者の年齢層など特性をみていくという。喫煙でも禁煙でもない、リスクを低減する可能性のある製品という第三の選択肢は緒についたばかりかもしれない。