大阪府内の特殊詐欺の被害状況。「オレオレ詐欺にひっかかりにくい土地柄」という大阪の〝神話〟は崩壊したのか【拡大】
誰もがだまされる時代
かつて大阪といえば、息子などになりすましてカネを無心してくるオレオレ詐欺に対する警戒心が強い半面、「お金が戻ってきます」と言ってだます還付金詐欺には、比較的ひっかかりやすい-というのが定説だった。
オレオレ詐欺に悩む静岡県が作成した被害防止を呼びかけるCMに「大阪のおばちゃん」が出演、話題になったこともあったが、府内で27年1~11月に発生したオレオレ詐欺は、前年同期比59件増の100件。被害総額も同約2億7千万円増の約4億1千万円と、かつての常識が当てはまらない状況になっている。
「名義貸し詐欺」に代表されるように、詐欺グループは次々に新たな手口を編み出している。単純なオレオレ詐欺一つとっても、複数の人物が入れ替わり立ち替わり登場する「劇場型」が今の主流。繰り返し電話でたたみかけられ、不安をあおられれば、どんな人でも被害に遭う可能性がある。
府警幹部は「首都圏での摘発強化に伴い、関西圏が本格的に詐欺グループのターゲットになっている可能性がある。『自分だけは大丈夫』と思わず、十分に警戒してほしい」と呼びかけている。