送検される元プロ野球選手の清原和博容疑者=4日午前、東京都千代田区(福島範和撮影)【拡大】
覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された清原和博容疑者。いつから覚醒剤を入手し始めたのか、一緒に使用した人物はいなかったのかが今後の焦点となる。過去に同容疑で逮捕された歌手のASKA氏と酒井法子氏の場合は、当時の交際相手や夫とともに使用し、期間も4年以上と長期にわたっていた。過去の2事件から今回の事件のポイントを探った。
「誰かと一緒に使用するためでも、譲るためでもない。自分で使うために持っていた」。清原容疑者は警視庁の調べにこう供述。あくまで一人だけで使用していたと主張している。
ASKA氏は交際女性と、酒井氏は夫と使用していたとされる。薬物に詳しい関係者は「一部では性交渉時、男性が女性に薬物を使わせると快楽が深まるという思い込みがある」とし、男女で使用する摘発例も多い。清原容疑者宅に第三者の出入りがなかったかどうかは捜査のポイントとなる。