札幌駅を発車した寝台特急「カシオペア」の最終列車が、多くの鉄道ファンに見守られながら上野駅に到着した=21日午前、東京都台東区の上野駅(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
鉄道ファンの東京都港区の中学1年、疋田琉宮(るく)さん(13)は「きょうは北の玄関口から夜行列車がなくなるという鉄道の歴史に残る節目の日。さびしいです」としみじみと語った。
カシオペアと同じ上野-札幌間を走っていた最後の寝台特急ブルートレイン「北斗星」も昨年8月に運転を終了しており、昭和63年3月の青函トンネル開業以来、本州と北海道を結んできた寝台特急は姿を消した。と同時に、「北の玄関口」の上野駅を出発する夜行列車も終焉を迎えた。
カシオペアは全室A個室寝台列車として開発され、平成11年7月にデビューした。食堂車やラウンジ車を連結。豪華な汽車旅が味わえると人気を博したが、北海道新幹線の開業に伴い、青函トンネルを含む在来線との共用区間の電圧や運行システムが新幹線用に変更されることなどから廃止されることになった。