日本航空(JAL)のシステムトラブルの影響で、東京・羽田空港の出発ロビーは、スーツケースなど大きな荷物を抱えながら、システムの復旧を待つ利用客であふれかえった。
「搭乗目前だったので、訳が分からず、呆然(ぼうぜん)とした」。家族3人で愛媛県松山市に向かう予定だという埼玉県所沢市の柘植(つげ)美佳子さん(50)は、手荷物検査を終えて、搭乗口で待っていたときに、搭乗予定の飛行機が欠航になった。預けた荷物を取りに行くよう伝えられて出発ロビーに戻ってきた後、約3時間ほど荷物番をしながら振り替えを待っているといい、「夜の会食には間に合ってほしいけど」と疲れた様子で話した。
「欠航の可能性は」「遅延の便を教えて」。日航の職員らは出発ロビーを回り、利用客からの問い合わせに応じたり、謝罪や状況説明をしたりした。手荷物カウンターや搭乗手続きの機械の前には振り替え便を探す人らの長い列ができ、ソファでは携帯電話で勤務先に連絡する人の姿も見られた。