
裁判を終え弁護士の車に乗って裁判所を出る野々村竜太郎被告=25日午前11時22分、神戸地裁(前川純一郎撮影)【拡大】
一方で、「県議を辞職し、問題発覚後に開いた会見は『号泣会見』と報道され、一定の社会的制裁は受けた」として、懲役3年を求刑した。
野々村被告は終始手元のメモに目を落とし、背筋を伸ばして聞き入っていた。
弁護側は仰天反論?「滞在7分…政治活動ではあり得る」
続いて弁護側が最終弁論に立ち、「野々村さんは罪を犯したかといわれても記憶にないため、消極的に否認せざるを得ない」と主張した。検察側が指摘した「東京駅滞在7分」については「わずかな時間でも実際に人と会って話すのに意味があることも、政治活動ではあり得る」と反論した。
その上で「事件は大きく報道され、野々村さんは日常生活を送るのも難しくなり、再就職も困難だ。事件後には全国の議員で政務活動費の問題が公表されたのは周知の通りで、政務活動費の存在やあり方を問題提起することになった」と指摘。「実刑は重すぎる。執行猶予が相当だ」と述べ、最終弁論を終えた。
また出た…大声で「はいっ」
最終弁論の間も、野々村被告の姿勢は変わらない。ずっと背筋を伸ばしたままだ。そして、ついに最終意見陳述の機会がめぐってきた。最大のクライマックスに傍聴人が固唾をのんで見守った。