ホラッチョもたじたじ!? 京大卒、博士号…偽りの経歴で1億円以上詐取した男 (2/5ページ)

2016.5.4 17:08

住友電気工業子会社の元派遣社員による架空発注の流れ。偽りの経歴と巧みな話術で約1億5000万円をだまし取っていた
住友電気工業子会社の元派遣社員による架空発注の流れ。偽りの経歴と巧みな話術で約1億5000万円をだまし取っていた【拡大】

 起訴状によると、架空発注の回数は24年7月から26年2月の間に、実に約120回に及んだ。子会社側は被害総額はさらに大きいとして、約4億7千万円の損害賠償を求めて、神戸地裁で係争中だ。

 一見、請負業者もグルでなければ犯行が成立しないように思えるが、業者側はいずれも、下請け先がペーパー会社とは知らなかった。「取引実績がなく、間に入ってほしい」という男の説明を信じ込んでいたという。業者が疑わなかったのは、男の輝かしい“経歴”に目をくらまされていたからだ。

 「同僚から博士と呼ばれていた」

 「京大卒で工学の博士号取得という肩書に加え、すごく紳士で物腰も柔らかい。信頼できる人という感じだった」

 図らずも詐欺行為に加担させられていた取引先の男性社長は、男の印象をこう語る。

 渡された名刺には「工学博士」の記載があり、「今は住友電工から出向して子会社にいる」と説明していた。

しかし、それらはすべて妄言だった

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