【北海道男児不明】陸自隊員が扉開くと男児が…「おなか空いてる?」 おにぎりを元気に (1/2ページ)

2016.6.3 12:32

田野岡大和君が見つかった陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の建物=3日午前10時40分ごろ、北海道鹿部町

田野岡大和君が見つかった陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の建物=3日午前10時40分ごろ、北海道鹿部町【拡大】

  • 見つかった田野岡大和君が陸上自衛隊駒ケ岳演習場施設内で寝ていたマットレス(右)=3日午前10時55分ごろ、北海道鹿部町
  • 5月30日、行方不明の田野岡大和君を捜索する警察や消防の関係者=北海道七飯町
  • 2日、北海道七飯町で行方不になった田野岡大和君の捜索を行う自衛隊員ら
  • 5月5日、プロ野球日本ハムのこどもの日イベントに参加していた田野岡大和君=札幌ドーム(高橋茂夫撮影)

 北海道七飯町の林道で行方不明となり、7日目の3日朝に鹿部町の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で保護された小学2年、田野岡大和君(7)は発見された際に、隊員から渡されたおにぎりを食べ、衰弱した様子はみられなかったという。

 陸上自衛隊第11旅団広報室によると、3日午前7時50分ごろ、函館駐屯地の男性隊員(52)が、演習場内の宿泊施設の扉を開くと、男児が立っていた。名前を聞いたところ「田野岡大和」と名乗ったという。「おなか空いているの?」と聞くと空いていると答えたため、持っていたおにぎりと水を渡すと元気に食べたという。

 駒ケ岳演習場は、函館駐屯地の隊員が訓練を行う施設で3日は1週間ぶりの使用だった。5月30日に点検に訪れた際には大和君の姿は見かけなかったという。

 札幌管区気象台によると、大和君が行方不明になった28日の七飯町付近の最低気温は6・9度。大和君は発見時に半袖の服を着ていたといい男性隊員が雨がっぱを羽織らせた。広報室の担当者は「最近は雨も降り、夜は寒かった。建物内にいれば、しのげないこともないのでは」と話した。

七飯町によると、大和君が行方不明になった山は熊は生息せず…

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