東京メトロのホームドア導入、なぜ路線で格差があるのか? 丸ノ内線全駅、半蔵門線はゼロ (6/6ページ)

2016.9.4 17:04

視覚障害者が転落したホームで、盲導犬とともに点字ブロックや柱を調べる東京視覚障害者協会の役員=18日、東京都港区の東京メトロ・銀座線の青山一丁目駅
視覚障害者が転落したホームで、盲導犬とともに点字ブロックや柱を調べる東京視覚障害者協会の役員=18日、東京都港区の東京メトロ・銀座線の青山一丁目駅【拡大】

 国交省の資料によると、視覚障害者がホームから転落した事故は21年度の38件から増え続け、24年度には92件に。26年度は80件だったが、5年前の倍以上だ。視覚障害者以外の事故も合わせた全体では21年度の2442件から増加し続けており、26年度には3673件だった。

 相次ぐ事故を受け、国交省は23年度、1日に10万人以上が利用する駅のホームドア設置を鉄道各社に要請。3000人以上の駅でもホームドアか、ホームの内側と外側が分かる点字ブロックの設置を求めた。ホームドアの設置費用の国と自治体で3割強ずつを負担する補助金制度もある。

 青山一丁目駅の事故を受け、国交省は26日、鉄道事業者などからなる検討会を開催。銀座線のホームドア設置計画の前倒しなどについて話し合った。東京メトロは「より早期に着工できるよう努力したい」と前向きな姿勢を示している。

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