キーワードは「逆転のカープ」 広島リーグ優勝を実現した脅威の出塁率 (1/2ページ)

2016.9.11 05:59

【プロ野球巨人対広島】胴上げされる広島・黒田博樹=東京ドーム(撮影・塩浦孝明)
【プロ野球巨人対広島】胴上げされる広島・黒田博樹=東京ドーム(撮影・塩浦孝明)【拡大】

  • 3回、広島・菊池涼介の打球を相手が失策する間に生還した田中広輔を迎える丸佳浩=東京ドーム(鳥越瑞絵撮影)
  • 【巨人対広島】5回2ランホームランを放つ広島・鈴木誠也=東京ドーム(吉澤良太撮影)
  • 3回菊池涼介の打球を巨人・坂本勇人がエラーその間に生還した田中広輔を出迎える広島・緒方孝市監督(中央)=東京ドーム(吉澤良太撮影)
  • 優勝監督インタビューでファンに手を振る緒方孝市監督=東京ドーム(今野顕撮影)
  • 3回、広島・菊池涼介の打席で喜ぶ広島ファン=東京ドーム(森田達也撮影)

 緒方監督が7度宙に舞い、涙をこらえきれない黒田と新井も続いて胴上げされた。広島の25年ぶり栄冠は今季42度目の逆転勝利でもたらされた。ナインは「今季を象徴する形」と口をそろえた。「逆転のカープ」が神髄をみせた。

 大一番でも「神っていた」。1-2の四回、鈴木が左翼席へチーム初安打となる同点ソロを放った。マジック点灯後、全試合で安打を放ってきた4年目の22歳も「今までにない緊張感を感じていた」。だが、この一発で打線はが目覚め、続く松山も右越えソロ。鈴木は五回にも2打席連続の2ラン。優勝を信じて敵地に乗り込んだカープファンは歓喜に沸いた。

 3本塁打で勝利を決めたが、呼び込んだのはチームに染み込んだ「つなぐ意識」。一回、あっさり3三振を喫すると、徹底して粘る作戦に転換。球数を投げさせ、ボディーブローのようにじわじわと巨人先発のマイコラスを追い込んだ。昨秋から取り組んできた攻撃の意識改革の成果だった。

 昨季は拙攻で3季ぶりにクライマックスシリーズ進出を逃したが、今季は打率、得点、本塁打、盗塁など攻撃部門のチーム成績はリーグ1位。ヤクルトの山田やDeNAの筒香のような強打者はいない。1点をどう奪うか、「出塁率」をカギに掲げてきた。

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