NHKが受信料値下げを提案、月額約50円 22日にも判断 (2/2ページ)

 放送法は、NHKの業務について「営利を目的としてはならない」と定める。また、NHKは電気やガス、水道料金と同様、事業の必要経費に基づき受信料の金額を決める「総括原価方式」を採用している。籾井会長はこれまでに「お金が余ったら視聴者にお返しするのがNHKの宿命」と繰り返し、NHK幹部も「これまでは黒字分を建て替えのために積み立てられたが、今後は黒字の説明がつかなくなる」と話す。

 受信料は平成24年10月に月額最大120円引き下げられ、現在は地上契約で月額1260円(口座・クレジット払い)。24年の引き下げ時は、経営委が「(当時の受信料収入の)10%還元」を求めたのに対し、執行部は値下げに慎重で、最終的に「7%」の値下げで決着した経緯がある。

 今回は双方の立場が逆転。籾井会長は値下げに強い意欲を示しているが、石原進経営委員長(JR九州相談役)は9月、「NHKは目下、お金の必要なことがたくさんある。値下げはまだ早い」と述べていた。

 NHKは8日、今年度上半期の中間決算を発表し、単体で事業収入から支出を引いた事業収支差金は263億円の黒字となった。

NHKが受信料値下げを提案、月額約50円 22日にも判断