
日本語で表示されたランサムウエアの金銭要求画面(カスペルスキー提供)【拡大】
世界各国で同時多発したサイバー攻撃に関し、警察庁は14日、国内で2件の被害を確認したと明らかにした。総合病院と個人のパソコンがウイルスに感染したが、金銭的な被害はないという。被害のあった都道府県は明らかにしていない。
警察庁によると、全国の都道府県警を通じて医療・行政機関などの被害を調べる過程で病院での感染を把握。もう1件は女性のパソコンでデータが凍結され、金銭を要求する表示が画面に出たため、警察に相談して発覚した。
ウイルスは2件とも、データを暗号化して読めなくし復旧に必要として金銭を要求する「ランサム(身代金)ウエア」で、仮想通貨「ビットコイン」で300ドル(約3万4千円)分の支払いを求める表示が出た。病院で診療や業務への影響は確認されていない。女性のパソコンに出たポップアップ画面は日本語だった。警察は被害状況の確認や感染経路などを捜査する方針。