難病「ALS」の進行抑制物質 iPS細胞使い発見 患者ら治療薬「少しでも早く」と期待 (1/2ページ)

2017.5.25 14:56


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  • ALS患者由来のiPS細胞を使って作製した神経細胞。後ろは井上治久教授グループの研究エリア=24日、京都市左京区(寺口純平撮影)
  • ALSの治療薬開発につながる有力な候補物質を発見したと発表する京大iPS細胞研究所の井上治久教授=24日、京都市左京区(寺口純平撮影)

 「念願の治療薬の開発に一歩近づいた」。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った研究で「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の治療薬につながる有力な候補物質を見つけたと京都大iPS細胞研究所などのチームが発表した24日、実用化までには10年程度の期間を要する見込みだが、関係者に期待の声が広がった。

 「暗くて長いトンネルの先に希望の明かりが見えた」「このニュースに接して本当にうれしく思う」。自身も患者である一般社団法人日本ALS協会(東京)の岡部宏生(ひろき)会長と増田英明副会長は、それぞれ産経新聞の取材に、協会を通じるなどして喜びの声を寄せた。

 同研究所によると、ALSは抜本的な治療法がない難病で、国内に約9千人の患者がいるとされる。運動神経細胞が死に至り、筋力が低下することで歩行や呼吸に困難な障害が生じる。それだけに、岡部会長は「iPS細胞関連の治療や薬の開発への期待は私たちにとって多大なもの。いつもその進捗(しんちょく)に注目していた」という。

5年がかりでの発見、10年以内の実用化を目指す

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