「ゲノム編集」技術、30年前の日本の研究寄与 特殊なDNA配列発見 石野良純・九州大教授 (4/4ページ)

2017.6.1 22:22

クリスパーの役割
クリスパーの役割【拡大】

  • 石野良純氏(右)と指導教官だった中田篤男氏=昭和61年

 石野氏は「クリスパー・キャス9を使ったゲノム編集によって、病気の原因遺伝子の特定や、改変もできるようになると思う。広がりは確実に出てくるし、役に立つ技術も開発できる。間違いなく、人類にとって大きな貢献となる。そこに自分の論文を引用してもらえるのは、非常にありがたい」と語った。

■美しい二重らせん

 大阪で育った石野氏は、大阪万博(昭和45年)に何度も足を運び、日本の成長や科学の進歩を実感した。高校の生物の教科書で、DNAの二重らせんを美しいと感じたことをきっかけに、生命に関する研究に興味を持った。

 常に、人がやらないことを追究した。「研究に大切なのは、誠実であることと、オリジナリティーだ」と語った。

 石野氏は現在、高温など特殊な環境に生きる古細菌の研究に取り組む。大分・別府の温泉などに、サンプル採取に出向く。

 「古細菌の研究は、宝がいっぱい詰まっている。どうやって生命を維持しているかが分かれば、生命の起源に近づく手がかりを得られる」と期待する。

 「特殊なものを見つけたら、何か意味がある。それを見逃すな」。後輩の研究者に、こう伝える。

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