【シリーズ エネルギーを考える】視野広げ客観的で冷静な判断が重要 (5/5ページ)

国際政治・歴史学者ロバート・D・エルドリッヂさん
国際政治・歴史学者ロバート・D・エルドリッヂさん【拡大】

  • 「考えられること以上の防災・安全対策が講じられている」という浜岡原子力発電所が装備するホース車(左)と電源車(中部電力提供)

 --日本の将来のエネルギー政策については、どうみていますか

 「エネルギー政策には、今後の資源価格や経済への影響、地球温暖化問題での制約、少子高齢化の進展による需要変化など、さまざまな問題が絡んできます。こうした問題を総合的に見て、客観的かつ冷静に判断していく必要があると思います。エネルギー源では私は、太陽光発電や水力、波力といった再生可能エネルギーに期待していますが、今の実力はそこまでに至っていないといわれています。このため、再エネ、原子力、LNG、石炭など多様なエネルギーをバランス良く活用していくことが必要です。安全・防災対策が進んでいる原子力については、安全性を確認して利用しながら、再エネの技術開発に協力するなど、社会還元につながるパートナーであるとの姿勢を示していくことで、国民の理解を得られるのではないかと考えます」(聞き手 神卓己)

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 このシリーズは、毎月第4木曜日に掲載します

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【プロフィル】Robert D.Eldridge

 1968年米国ニュージャージー州生まれ。90年米バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒業後来日。99年神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了、政治学博士。大阪大学大学院准教授などを経て、2009年9月在沖縄米軍海兵隊政務外交部次長。11年の東日本大震災時に、米軍による救済活動「トモダチ作戦」を提案・実行。15年4月同職離任。著書に『沖縄問題の起源』(名古屋大学出版会)、『尖閣問題の起源』(同)、『トモダチ作戦』(集英社)、『オキナワ論』(新潮新書)など多数。

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