いまはまだ何もない広大な土地に、開閉式屋根を持つ新球場を核とした施設群をつくる。北海道日本ハムファイターズの「ボールパーク」計画が雪解けとともに動き始めた。
構想が発表されてから6月で2年。場所は札幌市に隣接する北広島市の「きたひろしま総合運動公園」予定地に決めた。
敷地面積は36.7ヘクタール、大リーグ流のボールパークには不可欠の広さである。構想は本拠地、札幌ドームからの移転にとどまらない。周辺にホテルやレストラン、ショップに温浴施設やキャンプ場、バーベキュー施設、公園に加え子育て施設なども設ける。広い駐車場も必要となる。
ディズニーランド、いや、流通大手のイオンが全国に展開するモール、あるいは三井不動産などのアウトレットパーク、その中心施設を野球場に置き換えたと考えてみればいい。
地域創成のモデルに
「今後、観客動員の急激な成長は難しくなっていき、新たなファン層の開拓は不可欠。野球の楽しさを伝えていくことはもちろんだが、他の魅力のある要素を活用することが重要」
球団の前沢賢事業統轄本部長は多様化する余暇の過ごし方の中で、野球生き残りのためのボールパークの役割を説く。