落書き、嵯峨嵐山の竹林など京都の名所で深刻 立ち入り禁止区域に侵入、問われる観光マナー (1/3ページ)

英語などの落書きが確認された竹。すぐそばの散策路を観光客が乗った人力車が駆け抜ける=5月17日、京都市右京区
英語などの落書きが確認された竹。すぐそばの散策路を観光客が乗った人力車が駆け抜ける=5月17日、京都市右京区【拡大】

  • 竹林内に新たに掲示された貼り紙。目立つ掲示物は景観を乱すというジレンマを抱える=5月17日、京都市右京区

 歴史的で風情ある景観や寺社を抱える京都。京都市を訪れた観光客数が平成28年まで3年連続で5500万人を突破するなど好調な裏側で、観光客のマナー違反が深刻だ。最近、嵯峨嵐山の竹林で落書きされた100本以上の竹が見つかったが、寺社などでは立ち入りや写真撮影が禁止されている区域へ入り、撮影したりする行為も後を絶たない。施設側は看板設置など対策に追われており、「モラルを持って観光してほしい」と呼びかけている。

 日本語も外国語も

 「嵐山の竹が泣いています…」。5月初旬、京都市右京区の竹林の管理法人が、刃物で文字が刻まれた青竹の写真とともにフェイスブックに投稿した書き込みが、反響を呼んだ。

 竹林は、風光明媚な景観が楽しめるとして嵯峨嵐山地域でも人気のスポット。着物姿で写真を撮ったり人力車で散策したりする観光客でにぎわう。

 竹林を所有する京都市や管理法人によると、落書きは今年2月ごろから増え始めた。観光客が増加する時期の4月に急増。100本以上で確認された。アルファベットや中国語、ハングルなど外国語が多いが、日本語もある。京都市の担当者は「自分も記念に書いていいのかな、と罪の意識が薄くなってやったのでは」とため息をつく。

撮影に気を取られ