落書き、嵯峨嵐山の竹林など京都の名所で深刻 立ち入り禁止区域に侵入、問われる観光マナー (3/3ページ)

英語などの落書きが確認された竹。すぐそばの散策路を観光客が乗った人力車が駆け抜ける=5月17日、京都市右京区
英語などの落書きが確認された竹。すぐそばの散策路を観光客が乗った人力車が駆け抜ける=5月17日、京都市右京区【拡大】

  • 竹林内に新たに掲示された貼り紙。目立つ掲示物は景観を乱すというジレンマを抱える=5月17日、京都市右京区

 「良識ある行動を」

 観光客のマナーをめぐっては、京都では過去に、「祇園白川」(同市東山区)で長年続けられてきた夜桜観賞行事が中止になったり、東福寺(同区)が紅葉シーズンに境内の絶景スポットでの撮影を禁止したりしている。

 立教大の梅川智也特任教授(観光学)は「観光客の増加で、自分がやっても見つからないだろうという意識が広がる恐れがある」と指摘。「マナーを守るかどうかは、国籍を問わず観光客の良識ある行動に委ねられる。施設管理者らが貴重な観光資源を大切にしているという姿勢を示すことで、理解を得ることが大切だ」と話している。