今年最大のトホホ夫婦? 体操協会・塚原夫妻がやらかした「初期対応」の大失敗 (1/3ページ)

日本体操協会の塚原光男副会長(左)と塚原千恵子女子強化本部長
日本体操協会の塚原光男副会長(左)と塚原千恵子女子強化本部長【拡大】

  • 吉澤ひとみ被告

【ニッポンの謝罪道】 誰かが告発をしたり怒った場合の正しい対応は「謝る」である。そして、「謝ったら負け。なんとかもみ消したい」と考え、謝罪を早い段階でせずに強弁を張ったらこれは初期対応のミス。結果的に後でいくら謝罪をしても、もう後の祭り。様々な面ですでに終わっている。

◆「全部ウソ!」で尾を引くことに

 最近のこの代表格が、体操の宮川紗江選手に対しパワハラを行ったとされる日本体操協会の塚原光男副会長と塚原千恵子女子強化本部長の夫妻だ。そして、信号無視・飲酒運転の末に自転車の女性をひき逃げし、それに歩行者の男性にも軽傷を負わせたタレントの吉澤ひとみ被告である。

 塚原副会長は宮川選手の告発の翌日、報道陣に対し「全部ウソ!」と何度も言い放った。あの映像を見た時、「うわっ、断言しちまった……。こりゃ、後でこの発言が尾を引く結果となるぞ……」と思ったがその懸念は大当たりに。夫妻は過ちを認め文書で謝罪をし、さらには宮川選手に直接謝罪をしたいと申し出るも拒否され、もはや今年最大のトホホ夫婦扱いになってしまった。

 本気で「私は悪くない。この怒ってるヤツの言い分はすべてフェイクである」と思っているのならば、最後まで反論を続け、場合によっては名誉棄損で訴えるところまでもっていくべきだ。そこまでの自信があり、相手が事実誤認をしているのであれば、怒っている人に謝る必要はないが、大抵の場合、怒っている人に分があるものである。

吉澤ひとみも初期対応でつまづいた