なぜイチゴ栽培? 奈良の建設会社が取り組む「新しい産業の形」 (3/3ページ)

 狭い空間を有効利用

 栽培棚は規模や用途に応じて組み替えが可能。そのため、店舗の一角や空きコンビニといった、比較的狭い空間を立体的に有効利用することができ、建設費用は一般的な植物工場の半分程度という。システム管理からメンテナンス、苗の状態の確認まで同社が行うため、農業経験のない初心者も始めやすいとしている。

 今後はレタスなど葉物野菜の栽培にも挑戦し、需要を広げる計画だ。将来的には農耕に適した土地が乏しい海外での展開も視野に入れており、夢は膨らむ。

イチゴ工場で作業するパート従業員。気候に左右されず、イチゴを365日収穫できる=奈良市

イチゴ工場で作業するパート従業員。気候に左右されず、イチゴを365日収穫できる=奈良市

 中村建設では、イチゴの収穫作業などのために新たに4人のパート従業員を雇用したといい、中村社長は「作業が簡単なので、高齢者や軽度障害者も働ける。地域雇用にもつながれば」と話した。