そんな状況を打破しようと、週に必ず3冊は専門書を読んだり、仕事の後の時間や休日を利用してセミナーや講演会に参加してみたことが、自分を変えるきっかけになったんです。四六時中、マーケティングのことを考えてみて、その世界にどっぷり浸かってみる。仕事帰りや休日には積極的に街を歩いて、流行りのものに触れた感想をミーティングの場で発表してみたり。いきなり大きな仕事をしようと背伸びするのではなく、まずは小さなことで周囲に認めてもらおうと思うようにしたんです。
実際、今でも大した仕事もできていませんし、まだまだヒヨコです。だけど、こんなに無我夢中で努力できるのは、この仕事が好きで、もっとこの仕事で認められたいから。たくさんの職種を経験してきたわけではありませんが、仕事をするにあたってこんな気持ちになったのは初めてなので、きっとこれこそが自分にとっての「運命の仕事」なんだろうと思っています。
【Case3】37歳で見つけた、経理職のCさん(37歳・女性)
経理の仕事を始めたのは、実は消去法からでした。どちらといえば人見知りの性格で、社交性に欠けていると感じていたので、自分のペースでコツコツできる仕事ということで事務職系の中から選んだ仕事です。今の職場は経済学部の先輩に勧められるままに決めた、社員12人の貿易会社。入社以来15年になります。最初の3年くらいは覚えることが楽しくてそれなりに刺激のある毎日でした。しかしそれ以降は、毎月同じような伝票処理と給与計算をこなす変化のない仕事に、飽きを感じることも増えました。でもほかにできることもないですし、必要とされることは多かったので、居続けてしまって今に至ります。