<ポジティブな考え方>
「医師のような高い専門知識をもつクライアントを相手にしているので、基礎知識はもちろん、最新の医学知識も積極的に吸収しようと勉強してきた。専門家でも知らないような情報を届けられたときは、大きなやりがいを感じる。自分以上に知識豊富な人と商談を進めるときの緊張感や、そのために準備したり学んだりするスタンスは他業界でも応用できる場面がありそうな気がする。また基本的には営業エリアの移動がないので、担当しているクライアントとも長く関係性を築いてきた。特定のクライアントに対して、長期事業戦略をふまえてじっくり腰を据えて提案できる環境なら、活躍できるイメージが湧くな」
<ポイント>
「クライアントが特殊=汎用性がない」とひと言で片づけてはいけない。まずクライアントの特性を紐解いてみて、その専門性を分解していくことで、ほかの仕事でも通用するような汎用性を見つけ出すことは意外に難しくない。「法人」相手なのか「個人」相手なのか。「新規」営業か「既存」営業か。「専門知識がある」相手なのか、そうでない相手なのか。色々な切り口で考えていくと汎用性のあるスキル・知識が見えてくるはずだ。
【case2】「仕事内容が特殊で…」と悩む派遣コーディネーターの場合
<これまでの経験>
●建設業界専門の人材派遣会社勤務
●入社5年目。営業職から派遣コーディネーターに転身して3年目
●派遣登録者の情報を把握し、発生したニーズにマッチする人材を紹介する
●「明日から働ける人がほしい」といった、急なニーズへの対応のスピード感が求められる