【こうならないためには…】
社員の様子や社内の雰囲気を隅々まで観察しよう
正直なところ、入るまで気付きにくい落とし穴ですね。事前には確認しづらいことだけに、あなた自身の嗅覚で注意深く察知する必要があるでしょう。例えば、面接で訪問した際にすれ違う社員の様子をうかがい、あいさつする余裕があるのか、歩く姿勢や社員同士の会話に覇気が感じられるかなどは注目したいですね。「○○さんが考える、御社のいいところはどういう点ですか?」などと、面接官個人に会社についての感想を聞いてみるのもいいでしょう。社内に負のオーラが蔓延している場合、かならずどこかに歪みが生じているものです。
職場環境についての新・落とし穴
【Case3】社内全体を包み込むネガティブシンキング
自動車部品メーカー営業から中古車販売会社のチーフに転職した31歳男性
「この不況で大打撃を受けた自動車業界ですが、それでも好きな車に携わりたいとカーディーラーに転職しました。しかし、社内の雰囲気がとにかく暗いんです。確かに明るい話題は少ないですが、だからこそ前を向き、力を合わせようと部下たちを鼓舞していますが、どうも空回り感が否めません。『頑張っても無駄』的なネガティブな空気に、僕もやられてしまいそう…」