ブルーマーリンパートナーズ
代表取締役 山口揚平氏
早稲田大学政治経済学部卒業後、1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事。カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供(2010年に同事業を売却)。現在は金融とデザインを融合させた新しい信用創造の仕組みを考案中。専門は貨幣論・情報化社会論。主な著書に「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」(ランダムハウス講談社)」「企業分析力養成講座(日本実業出版社)」。
事業戦略コンサルタント・鈴木貴博氏に聞く
■【方程式1】「イノベーションによって強みが陳腐化しない企業」は変わらず伸びる
業界に劇的なイノベーションが起きようと、その企業が持つ優位性や強みが陳腐化しなければ、必ずしも廃れはしません。例えば自動車業界を例にあげて考えてみます。電気自動車は今後、需要が伸びるだろうと言われています。その際、電気自動車というイノベーションによって変化が起こります。燃料がガソリンから電気に変わることによって、何がどう変わるでしょうか。ガソリンを使う場合、エンジン内部で燃焼が起こります。電気自動車であれば、それに耐え得る鉄のボディーでなくてもよくなりますし、エンジンそのものの構造が変わり、ブレーキの作りも変わっていくでしょう。一方で、タイヤはなくなりません。窓ガラスも、ホイールも、メーターだってなくなりはしません。変化の激しい時代ですが、変化が及ぼす影響について一つずつ考えてみれば、なくなるもの、変わらず需要があるもの、新しく生まれるものが見えてくるはずです。