伸びる企業・業界を分ける境目は一体何なのか (3/3ページ)

2012.11.3 11:00

■【方程式2】「団塊世代の下の世代」が取り込める企業は伸びる

鉄道やアニメなど、固定ファンが多い業界や企業は強いと言われています。その反対に、固定ファンがいなくなれば、一気に斜陽産業になります。これは、ものすごく当たり前のことですが、未来を予測するうえではとても重要な考え方です。

そのキーワードとなるのが、いわゆる「団塊の世代」です。人口が多い「団塊の世代」がごそっと抜けた後に、その特定の層の人たちだけに頼っていた産業が一気に廃れる可能性があります。うまく下の層の人たちを取り込めていない産業ということです。しかし裏を返せば、うまくその下の層の人たちを取り込めている業界は、ちょっとやそっとではなくなりません。最近の例でいうと「山歩き」です。シニア層を中心に山歩きはトレンドですが、「山ガール」などの流行語からもわかるように、若い世代をうまく取り込んでブームになっています。団塊の世代が楽しむものだけでなく、世代を通じて広い層をうまく取り込んでいる産業は、衰退しにくいのです。

■【方程式3】「3年間話題になり続けたもの」は今後も伸びる

今も、そしてこれまでも、皆さんが生きてきた中でたくさんのブーム、トレンドがあったと思います。今でいえば、スマートフォン、SNS、韓流スター…といったところでしょうか。過去のそうしたブーム、トレンドを振り返ってみてわかることは、一過性のものではなく、少なくとも3年間は話題となって人々の生活に入り込めているものは、簡単にはなくならないということです。それどころか、ビッグトレンドとしてその語も影響を持ち続けるものになっているのです。例えばスマートフォンは3年以上前から話題となり、今でもすそ野を広げています。今後、普及する携帯電話のほとんどがスマートフォンになると言われているのは、こういった方程式から割り出しているものなのです。今、皆さんが熱中しているものは、果たしてどうでしょうか?話題になってから、3年間ユーザーが増え続けているでしょうか。そこにヒントがあると思います。

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