この兆候があったら要注意!プロが指南する「経営が危ない会社」の見分け方~前編~
絶対大丈夫だと思われていた大企業が次々と事実上の倒産をし、自分の会社は大丈夫なのだろうかと、心配になる人も多いだろう。特にこの時期、赤字決算が発表されると、このままこの会社にいるよりも、どこでもいいからほかの会社に転職したほうが…なんて考えもよぎってくる。そこで今回は、企業の倒産に詳しい専門家に「倒産の前兆」について指南してもらった。
<ADVISER>
[上場企業の倒産鑑定人] 株式評論家 和島英樹氏
株式新聞記者を経て、ラジオNIKKEI放送記者に。現在東証記者クラブ・キャップでもある。証券界での豊富な経験と人脈、綿密な取材を武器に、株相場を予想。その的中率の高さは業界でも有名で、雑誌への執筆や講演依頼も殺到している。出演番組は「和島英樹のウィークエンド株!」、「マーケットカレッジ 集まれ株仲間!」。
[中小企業の倒産鑑定人] 経営コンサルタント 竹田陽一氏
福岡大学経済学部を卒業後、建材メーカーを経て28歳のときに企業調査会社に転職。1600件の倒産会社を取材する。その後、中小企業の生き残り戦術である「ランチェスター経営」と出会い、その研究に取り組み、45歳で経営コンサルタントとして独立。現在までの講演数は4000回を超える。『1枚のはがきで売上を伸ばす法』『会社の数字はなぜ達成されないか』など著書多数。
いきなり失業者にならないように、会社を見極めよう
転職は失業中より在職中のほうが圧倒的に有利と言われている。