経営コンサルタント・小倉氏が考える 「使命力」はなぜ必要か?
使命力があれば、成果を出すことができるようになる
「目標」と「使命(ミッション)」の違いとは何でしょうか。
私の考えでは、「目標」とはタスクや作業などの「中間成果」です。「目標のために働く」ということは、一つずつの作業をこなしていく働き方ということになります。
一方で、「使命」とは「最終成果」です。言い換えるなら「究極の最終目標(ゴール)」ともいえるでしょう。「使命のために働く」ということは、作業にとらわれず、ゴールだけに向かって自由に仕事ができる働き方のことです。
仕事をするうえで、自由と責任は必ず同じ重さです。たくさんの自由があれば、その分、責任も重くなります。反対に、自由がない仕事では責任は問われません。
つまり、使命のために働けるということは、自由と責任の両方を高く持つことができます。自主性・主体性が求められますから、決して楽ではありませんが、しんどいけれど楽しい働き方ができます。また、自由に進められる分、既存の型にとらわれない対応ができるため顧客満足は上がり、それに伴って成果も出しやすくなります。さらに、そのことで個人のモチベーションが上がり、仕事のよい循環が生まれます。つまり、使命のために働くことができれば、いいことづくしなのです。
使命力を身につけるためには?
使命力を身につけるには、“信用される行動をとる”ことです。その筆頭として、まずは自分に使命(ミッション)を与える一番身近な人である「上司」に信用される存在になりましょう。この場合の「上司」とは、顧客のことを常に考え、自部署だけでなく他部署や会社全体のことも考えられる人を指します。「上司」に信用されるためには、約束したことをきちんと守ること。これが大前提です。頼まれた仕事をきちんとやる、締め切りを守る、与えられた目標を達成する。そうすれば安心して仕事を任せられるようになり、「使命が与えられる存在」になれるはずです。「やり方は任せるから、この企画をお前に任せるよ」という仕事の頼まれ方をされれば、しめたもの。あとは、その仕事に全力で取り組み、信用されることで、好循環が生まれるはずです。
(リクナビNEXT/2011年4月13日)