企業側も、少子高齢化で労働人口が減少するなか、結婚や出産などのライフイベントをきっかけに有能な社員が抜けてしまうのを防ぐ必要に迫られており、育児休暇などの制度を充実させている。
仕事と生活を両立させる「ワーク・ライフ・バランス」を社会全体でサポートする機運も高まっている。
「仕事以外の趣味を持ち、家族との時間も大切にできる人」
討論会でも、仕事とプライベートを切り替え、結婚や恋愛などのライフプランと両立を目指す学生が多かった。
語学力だけではダメ
多くの学生が、語学よりも重要だと答えたのが、「コミュニケーション能力」だ。現地の言葉を話せるに越したことはないが、「外国語が話せる=グローバル人材」ではないという意見が多かった。「自分の意見や主張をはっきり言える人」との声も出た。そのためには、「現地の言葉が話せて当然」という見方もできるだろう。
では、海外で求められるコミュニケーション能力とはどんなものだろうか。
「その国の文化に入り込んでいける柔軟な人」