国際教養大学(AIU)のユニークな教育方法と、近年の採用方法の2つの側面から考えてみたいと思います。
(1)グローバルな人材の育成・輩出を実現するため、徹底した外国語と個人尊重の教育
国際教養大学(AIU)の初代理事長兼学長である中嶋氏は、東京外国語大学の元学長。国際教養大学創立の際、中嶋氏はグローバルな人材を育成・輩出することを目的としました。
徹底した外国語と個性重視の教育に力を入れ、従来の大学の教育方針を根本から変えたのです。具体的には、大学1年時に学生全員が寮に入居し外国人留学生と2人1組で共同生活をさせたり、授業のすべてを英語で実施したり、大学4年間の中で1年間の海外留学を必須にしたり、教育現場に理念がしっかり反映されています。
また、4年間で卒業できる学生は半数程度で、グローバル人材の育成・輩出に対する本気度が感じ取れます。