この様な国際教養大学(AIU)の徹した教育姿勢に企業が共感したこと、それに加えて、グローバル人材の必要性が叫ばれている風潮も相まって、就職活動の成果に繋がっているのでしょう。
(2)学歴重視では人物重視になりつつ、昨今の企業採用
近年、学歴重視だった採用が見直されており、人物重視の採用活動が広がりつつあります。そもそも、そういった背景には、何があったのでしょうか。どうやら、とある企業の現場から上がった人事部への不満が発端の様です。
具体的には、同じ様な学歴を持った人間であっても、入社後のパフォーマンスに大きな開きがあり、学歴以外の要素も含めて、選考を行なってほしい、という声が上がったのです。
その後、採用の仕組みが徐々に見直され、人物重視、具体的には、思考や行動の特性、仕事との親和性等を履歴書・ESや面接、GD等の選考の中でしっかりとチェックした上で、合否の判断をする様になりました。