「将棋は適度に間が生まれることで、ついコメントしたくなるゲームだ。みんなでわいわいと騒げるニコニコに向いている」(川上さん)
名人戦も生中継され、約20万人の視聴者が盤面を見守る。将棋連盟も解説に人気棋士を出演させるなど、全面協力している。連盟電子メディア部の草留翔平さん(26)は「反応は予想以上に好意的。格式高いイメージがある将棋に、親しみを持ってくれたらうれしい」と話す。
「縁台将棋」再来?
羽生三冠は、先の対談で「昔の縁台将棋の楽しみを、今風にアレンジしたようだ」と例えている。
今回の電王戦を取材したライター、坂本寛さん(37)は、鉄道ファンの「撮り鉄」「乗り鉄」と同じように、将棋好きの中に対局が好きな「指す将」と観戦を好む「観(み)る将」があるとし、「ネットで棋譜中継や対局中継が行われるようになったことで、『観る将』の楽しみが広がっている」と話す。