奥が深い将棋だけに、形勢を即座に判断するのはプロでも難しいことがある。自宅のテレビ前では静かに観戦せざるを得なかった人も、ネットなら「今のはいい手?」「どちらが優勢なの」などとつぶやくこともできる。庶民の楽しみだった縁台将棋に、今はネットを介して一流棋士が顔を出す。そう考えるだけで楽しくなる世界が広がっている。(城)
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【用語解説】将棋電王戦
日本将棋連盟の棋士と世界コンピュータ将棋選手権の上位ソフトとが対局する、同連盟とドワンゴが主催するイベント。昨年1月の初回は連盟の米長邦雄会長(当時、昨年12月死去)が自ら戦い、「ボンクラーズ」に敗れた。第2回はソフト5本と棋士5人の団体戦で行われ、棋士側の1勝3敗1分けで現役の男性プロ棋士が初めて敗北。ドワンゴ側は第3回の開催を呼びかけている。