面接であれば、面接官の質問には必死に答えるが、面接官が話しているときには頷くことさえしない。相手に伝えることだけに必死になりがちで、相手の話している動作にリアクションできないのだ。
(3)読む力
「読む力」とは、相手が聞いてくる質問の意図や背景を理解する力のことである。(2)と同様に、この「読む力」も弱い学生が多い。就職活動で例えるのであれば、面接の際に質問される内容を適切に理解しないで、聞かれたままを答えてしまう学生が多い。例えば、「あなたは周りの人からどのような人だと言われますか?」という質問に対して、「優しい人だと言われます」「面白い人だと言われます」と答える就活生も少なくない。面接官はこの質問の中で、「集団の中でどのような役割を担っているか?」ということを聞きたいにも関わらず、「優しい」などの回答であると拍子抜けを食らうことがある。伝えることに懸命になりすぎて、相手が欲している質問の意図を読み取ることができないのだ。
「聴く力」や「読む力」が弱い学生は、就活の時期になって初めて、相手の話に頷くことや自然な笑顔を意識し出すのだが、やはりそれでは遅いのだ。普段の生活の中で訓練することが重要になってくる。