記者が入館したのは平日の昼ごろだが、立ち読み客の代わりに書店横のスターバックスはほぼ満席。軽やかなジャズが流れる中、若い大学生風の男女や高齢者までの幅広い層が、コーヒーを片手に販売用の雑誌のページをめくっていた。
2階部分は学習席と貸し出し本のスペースで、BGMをかけず、飲食は厳禁。集中して勉強したい受験生らに配慮したつくりで、図書館近くの高校の生徒が難しい顔で参考書と向き合っていた。
「一般スペースと隔離されているのでとてもはかどります」。受験を控えた3年生の男子生徒は満足そうな表情だ。学習机の背後には天井まで届く本棚に20万冊の蔵書がずらり。壁一面に所狭しと並んだ書籍は圧巻の眺めだ。
館内全体に流れるのはおしゃれな雰囲気とゆったりとした時間。
「図書館に来たことはあまりなかったですが、リニューアルしてから毎日のように通っています」。同市の主婦、西川礼子さん(32)は「初めは物珍しさだけだったんですが、読書タイムが日課になりました。女子会を開くことをあるんですよ」。
記者が入館してから約4時間の取材を終えるまでカフェコーナーにいた来館者も多く、ついつい記者もスタバで2時間ほど読書を楽しんでしまった。