大和ハウス工業人事部では、ラトビア出身のアンティポヴァ・ダナさん(左)と、西村昇主任が熱心にコミュニケーションをとる=大阪市北区【拡大】
クボタも21年から外国人の国内採用を開始し、中国人や韓国人ら約50人が働く。現在は、「新卒採用の10%は外国人に」との方針で、外国人社員への対応は社全体の課題だ。
ただ、このマニュアルは日本人の上司が配慮すべき点をまとめたもので、外国人社員自身がどうすべきかは書かれていない。ある業界関係者は、「『郷に入っては郷に従え』という言葉があるように、外国人社員が“日本流”の理解を深めるよう意識づけを促すことも重要だ」と話している。(中村智隆)