コバエが付着していた給食のパン(岐阜県可児市学校給食センター提供)【拡大】
両校はこれに従い、ハエが付着した部分を取り除いて食べるよう指導。児童生徒や保護者から苦情はなかったが、対応を知った市議が市議会委員会で問題視した。市教委は「指導は間違いだった」と認め、早急にマニュアルを見直すとしている。
「食の安全・安心財団」(東京都港区)の唐木英明理事長は「この問題は食品の安全性や廃棄の是非、世界の食料事情などを子供たちに考えさせる絶好の内容。『健康に影響がないと判断した場合は食べる』とのマニュアルも極めて妥当なもの」と指摘する。
ハエを含む昆虫は世界的には食料とされる。国連食糧農業機関(FAO)も5月、人口増加に伴う食料問題に対処するため、「昆虫食」を推奨。今回、ハエはパン生地と一緒にオーブンで焼かれていることもあり、唐木理事長は「安全上、問題ない」と話す。