栄養学学ぶ大学生がレシピ開発 地域の健康な「食」に貢献 (2/4ページ)

2013.10.20 09:08

 開発にかかわった同大3年の大宝奏美(おおたからかなみ)さんは「主食、主菜、副菜の構成が食事の基本だと知ってもらい、野菜不足に気づいて積極的に食べるといった行動につなげてほしい」と意気込む。

 メニューは試作を繰り返すなど約2カ月かけて開発し、食堂入り口にはレシピが展示される。ただ、働き盛りの男性職員が多いためか、ラーメンや、よりボリュームのある定食の人気が高い。どのようにして健康メニューに関心を持ってもらうかが課題だ。

 同大は平成15年、地域社会への貢献を理念の一つとして開校。19年に結成されたシーラボは大学の地域貢献の一環として地元企業の食堂にもメニューを提供したほか、スーパーなど200店以上で店頭配布されるメニューカードの内容も年4回提案している。その活動が評価され、昨年、内閣府食育推進ボランティア表彰を受けた。

「原価も考えるなど、マネジメントが身に付く」と話す

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