疑似店舗で手打ちうどんに挑戦する新入社員(グルメ杵屋提供)【拡大】
現場に吹き始めた“新風”
制度を刷新して4年目となると、効果も出始めた。社の方針である「お客さま第一主義」と、若者ならではの情熱や理想が、良い相乗効果を生んでいる。
ある店では、地域の子供らから募った両親の似顔絵を展示。別の店では絵本を置き、家族連れに待ち時間を楽しく過ごせる工夫を始めた。他にもトランペットの得意な社員が空いている時間帯を利用して店内で演奏会を開いたりと、“新人店長”が考える客との接点づくりが、さまざまな形で現れているという。
「トップはピラミッドの頂点でなく、円や球体の中心にいる起爆剤のような存在であるべき。だから店長になった社員には万一、自分がいなくても店が回っていくような組織を目指してほしい」と、椋本社長は話している。(田村慶子)
◇会社データ◇
本 社:大阪市住之江区北加賀屋3-4-7
設 立:昭和42年3月
資本金 :58億3823万円
事業内容:うどん「杵屋」、そば「そじ坊」、洋食店などの経営
売上高 :359億円(平成25年3月期連結)
従業員 :4106人(平成25年3月31日現在、パートタイマー含む)