時代の先端を行くIT(情報技術)業界といえど、エンジニアは自分の技術が頼りという「職人かたぎ」が集まり、マンパワーがものを言う世界。そこで京都のIT企業、KYOSOは社員の「人間力」を磨く研修に力を注ぐ。
基盤となっているのは、役員や幹部が開く「私塾」だ。役員や幹部が講師となるが、その内容は技術にとどまらず、法律からディベート、生き方などさまざま。12月から私塾を幹部研修と一体化し、より実戦的なものに衣替えするが、その効果はいかに-。
社員同士の接点に
「技術力を高めることはもちろん、人間力を向上させていくことも必要だ」。清水信夫総務課長は「人間力」の重要性をこう訴える。
KYOSOのエンジニアの多くは顧客企業に駐在し、情報システムの開発などを手がける“出張業務”が主。このため同じ会社に勤めていながら「社員同士の接点が少なく、思いを伝える場がなかった。これでは社員教育にも力が入れにくかった」(清水課長)という。