富士通テンのライブハウス(上)は本格的な照明設備などを備え、社員食堂(下)が40分ほどで大変身する【拡大】
また、食堂の横には音楽の練習スタジオが2室設けられている。もともと会議用で、現在も就業時間中は会議室として使うが、昼休みや就業時間後、休日などは音楽の練習用に開放している。ギターやキーボード、ドラムなどの楽器が使えるため、常に予約でいっぱいだという。
この練習スタジオでも月に1回、従業員有志によるミニライブが行われ、小規模コンサートも楽しめる。
ビッグバンド誕生
富士通テンは創立30周年を受け、平成15年から音楽による社会貢献を目指す「音文化創造活動」を展開している。
本社内にあるレコーディングスタジオを利用して若手ミュージシャンの自主出版(インディーズ)CDの制作支援や、従業員や国内外の一流ミュージシャンらが講師を務める音楽教室を実施。神戸の音楽情報を紹介するホームページの運営、音楽療法を取り入れている福祉施設への楽器の寄付なども続けている。